咬み合わせが悪いと体調不良にもつながる可能性があります。
咬み合わせは、片側で咬んだり姿勢が悪いまま咬んだりといったちょっとしたきっかけでバランスを崩してしまうことがあります。知らず知らずのうちに継続していると、全身の歪みにすら影響してしまいます。ひいては、骨格や筋肉にも悪影響を及ぼし、身体の不調を招いてしまうことも。以下では、乱れた咬み合わせが原因となるトラブルを見ていきましょう。
お口の中のトラブル
しっかり咬めないことで唾液の分泌が少なくなり、殺菌効果が低くなってしまいます。また、歯並びが悪いとブラッシングが行き届かなくなり、口腔内の衛生状態が悪くなります。そのため、虫歯や歯周病などの原因菌が増殖。お口の病気を招くことになるのです。
骨格や筋肉のトラブル
咬み合わせがズレていると、身体の左右のバランスに歪みが出ることがあります。そうすると、筋肉が圧迫され血行不良となり、頭痛や腰痛を引き起こすことがあります。また、顎関節への負担が大きくなり、口を大きく開けられなくなったり、アゴから音がしたりする顎関節症になることもあるため注意が必要です。
メンタルのトラブル
「たかが咬み合わせ」と思ってはいけません。咬み合わせの偏りから歯並びが乱れ、見た目や発音が悪くなり、それがコンプレックスになってしまう方は少なくありません。
歯ぎしり・食いしばりなどしていませんか?
咬み合わせが悪くなる原因のひとつに、歯ぎしり・食いしばりがあることをご存知ですか?特に就寝中にギリギリと音をさせる歯ぎしりは、本人がしようと思ってやっていることではないだけに、解決するのが難しい問題です。
歯ぎしりや食いしばりは、歯にかかる負担が大きく、歯が削れたり割れたりすることがあります。また、虫歯や歯周病が進行する原因になることもあります。集中しているときにふと食いしばりが強いなと感じる、歯ぎしりを家族から指摘された、といった方はお気軽にご相談ください。
咬み合わせで不安なことや悪いと思ったときは顎咬合学会認定医のいる当院までご相談ください。セカンドオピニオンでのご相談も受け付けています。