部分矯正とは?
部分矯正とは、前歯のみの歯並びを整える矯正治療のことです。プチ矯正とも呼ばれています。前歯は奥歯と比べて根の形がシンプルなため、比較的動きやすい歯です。それだけ治療期間が短く、費用も抑えられます。
全顎矯正と比べると適用できる症例は少なくなりますが、適用できる人にとってはメリットが大きい矯正治療です。
このような方におすすめです!
- 前歯だけきれいに整えたい
- 前歯だけ乱れている
- 前歯のすき間が気になる
- 短期間で歯並びの見た目を改善したい
- 費用をなるべく抑えたい
メリット
1.短期間で治療できる
前歯は奥歯よりも動きやすく、3~12ヶ月ほどと比較的短い期間で治療が終了する場合もあります。
(※歯並びの乱れ方によって異なります。)
2.費用を抑えられる
装置を装着する歯の本数が少ないため、治療費を抑えられます。
3.痛みが少ない
前歯は動きやすいため、それだけ歯を動かすときの痛みを抑えられます。
装着して間もないころは一時的に痛みや違和感が生じることがありますが、数日で慣れることがほとんどです。
4.装置が目立ちにくい
装置を装着する歯の本数が少ないため、全顎矯正と比べて目立ちにくくなっています。
また、透明のマウスピース矯正(インビザライン)を使用する場合は、より一層目立ちにくくなります。
4.むし歯リスクをコントロールしやすい
マウスピース矯正(インビザライン)を使用する場合、食事や歯磨きの時に取り外せるため、むし歯のリスクをコントロールしやすいです。また、ワイヤーとブラケットを使用する場合も、全顎矯正と比べて食べ物が詰まりにくいため、清潔な状態を維持しやすいでしょう。
デメリット
1.適用できない場合がある
部分的な歯並びの乱れでも、重度の場合は全顎矯正が必要になる可能性があります。
また、全体的な歯の移動が必要な場合や骨格に大きな問題がある場合も部分矯正では対応できません。
部分矯正を適用できるケース
軽度の八重歯・ガチャ歯の矯正
犬歯が1本だけ外側にある八重歯、でこぼこした歯並びは部分矯正で改善ができる可能性があります。
エナメル質を薄く削り、歯を動かす先のスペースを作る必要があります。
すきっ歯
歯と歯の間にすき間がある状態です。すき間を閉じるように歯を動かします。
前歯が1本だけねじれている
捻転歯と呼ばれる状態です。スペースが不足している場合はエナメル質を薄く削ります。
前歯が少し出ている
歯の傾きを改善します。ただし、顎全体が前に出ている症例には適用できません。
前歯が大きい
前歯が大きくて歯がきれいに並ぶためのスペースが不足している場合は、エナメル質を薄く削ってスペースを作り、歯を動かします。
マウスピース矯正がおすすめ!
部分矯正には、ワイヤーとブラケットだけではなく、透明で薄いマウスピース矯正(インビザライン)を使用することもできる場合があります。その際に使用するマウスピース矯正装置は、インビザライン・ライトです。
着脱式のため、食事や歯磨きに支障をきたしません。より快適な部分矯正をご希望の方は当院までお気軽にご相談ください。