歯の後戻りについて
歯は、お互いに支え合って生えています。矯正治療終了後しばらくは、正しい歯並びで安定するまで保定をすることが重要です。
矯正治療で歯並びを整えても、歯の周りの組織が安定するまでは後戻りのリスクがあります。
後戻りの予防方法
保定期間(リテーナー装着)を守る
歯の後戻りを防ぐには、保定期間を設けて、保定装置(リテーナー)を装着する必要があります。保定装置は、歯並びが安定するまで歯を保定する装置のことです。
保定期間は1年程度(矯正期間と同じくらい)ですが、保定の状況によって長くなることがあります。脱着可能な装置のため、食事や歯磨きに支障をきたす心配はありません。
定期的なメンテナンスがおすすめです!
矯正治療で歯並びを整えた後は、お口の中の自浄作用が十分に働くことで汚れを比較的簡単に落とすことができます。この状態を維持するために、正しい歯磨きを続けつつ、定期的に歯科医院でのメンテナンスを受けましょう。
歯のクリーニングで、歯磨きしても落としきれなかった歯垢や歯石を除去するとともに、ブラッシング指導でセルフケアの質を高めることが重要です。また、咬み合わせのチェックやむし歯・歯周病のチェックも行い、トラブルの早期発見・早期治療を目指します。